のののののうらがみ

カレンダーの裏程度のことしか書いてないよ

Trailhead英語の壁とたたかう

この記事は Salesforce Advent Calendar 2019 の3日目の投稿になります!開幕の記事の勢いが濃過ぎて気圧され気味ですし、私が業務で使っているSalesforceアプリはLightning移行予定もなくおそらくチャーン間近のClassic環境ですが、今日もめげずに頑張ります。。。

 

さて、Salesforceを勉強したい!となったときにほとんどの人が利用するでしょうTrailhead。ただ、初めてTrailheadに触れた人が確実にぶつかるであろう壁があります。それは英語の壁です。

 Trailhead構文(と私が勝手に呼んでいる物)の紹介

初めてTrailheadにログインし、1つでもバッジをとったことがあればわかると思います。「あ、英語直訳の若干違和感を感じる文章だ」と。

どういう文章かをご理解いただくために、一時期流行した”文豪たちがもしカップ焼きそばの作り方を書いたら”風にお伝えします。

 

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モジュール
カップYakisobaの作成方法
Yakisobaの作成方法を学習し、5分以内に素晴らしい食事を提供します。 

 

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カップYakisobaの作成方法

この単元を完了すると、次のことができるようになります。
カップYakisobaのメリットについて説明する。
・Yakisobaの作成方法を説明する。

Uragami Marketingは、システム改修後のリリース作業を必ず夜間にやることにしています。Uragami Marketingのシステム管理者であるBob Smithは、夜間リリース作業中に与えられた1時間の休憩時間の中で、一刻も早く食事を完了し、仮眠をとらなければなりません。Bobは作りたての温かい食事が、5分以内に提供されることを望んでいます。どのようにしたら、この条件をクリアできるでしょうか?もちろん、会社に有能なシェフを呼ぶことはしません。カップYakisobaを使用すれば、Bobの要求をすべて満たすことができます!難しくはありません。素晴らしいでしょう?

 

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…こんな感じです。日本語に若干クセがあることがわかるでしょう。こんな文章を読み続けていると、いつの間にか普段からTrailhead構文に染まっていそうです。

そのほかにも特徴として、こんなものが挙げられます。

・知っている体で突然出てくる架空の会社や社員の固有名詞

・突然自分に対して語り掛けてくる(すごいですね!とか)

アメリカンジョークや比喩表現等が混ざる

・やたら猫を推す

こういった、ユーモアにあふれた文章が好きなタイプの人にとっては、Trailheadはとても楽しい教材だと思います。私は大好きー!

 

ハンズオンChallengeでGoogle翻訳先生に助けられ、泣かされる

ちなみに私は英語ダメなほうです。読むのはほんのちょっとできても、リスニング・スピーキングはすごくだめです。今後のことも考えて、喋る聞くはできるようになりたいんですが、それはまた別の記事で闘います。

なので、Trailheadの下のほうについているハンズオン形式のChallenge問題をやる際は、Google翻訳のお世話になることが多いです。ゆっくり読めば分かるものもあるんですが、そこに時間をとられるのがもったいないなあと…。Google翻訳の精度って本当にすごいですよね。15年前くらいは、まだまだ全然成熟していなくて、逆翻訳とかするとどうしても面白い言葉になってしまったのですが、今ではかなり口語的な慣用句まで、見事に変換してくれるんですもの…Superdryを極度乾燥(しなさい)とは訳さないんです。すごい!

(※追記 私が15年前に使っていた翻訳サービスは、エキサイト翻訳やフレッシュアイ翻訳とかでした。Google翻訳は2006年サービスインなので、15年前(2004年)にはまだ存在しないようです)

 

Google翻訳さんに沢山お世話になってはいるものの、Trailheadとの相性が良くない部分も一部あり、泣かされることもあります。

どういうところかというと、以下のようなものです。

・標準オブジェクトを、一般的な英単語基準で翻訳する
 (例:「Oppotunity」 → 「機会」(正しくは商談)、「Account 」→ 「アカウント」(正しくは取引先))
Salesforceさんの翻訳時にそもそも一般的な翻訳では結びつかなさそうな言葉に変えている
 (例:英語版では「Task」のオブジェクトは日本語版では「ToDo」(自動翻訳だと「タスク」と訳されて謎を呼ぶ))
・カスタムオブジェクトとくっつくと予想だにしない翻訳をしてくることがある
 (例:「audit object("監査"のオブジェクト)」→「監査対象」)

これらを正しく読むためには、自動翻訳だけでなく、多少は英語原文を読めないといけないなーと思いました。あと、「Salesforceの中で使われる固有名詞としての単語」なのか「一般英単語」なのかを判別する力が必要です。

あと自動翻訳とは関係ないですが、英文のまま作業すると「Contact」と「Contract」は本当に見間違えるのでかなしくなります。何度見間違えたことか………。。。。

 

Quipで日英対訳表を作ってみた

土曜日に大都市近郊でやっているSalesforceSaturdayというお勉強会に参加した際、上記と同じようなことで悩んでいる人が割と多くいることがわかりました。というかTrailheadあるあるです。参加者さんと「対訳表とかほしいですよねー!」って話になりまして。

実は私作っていました。対訳表。

完全ローカルの腹持ち資料でしたが、「Quipでシートを作って、公開するといいよ!」という、Salesforceの中の人の助言の元、TrailblazerCommunityのJapanTrailhead(日本)グループで投稿・共有していただきました。

https://success.salesforce.com/_ui/core/chatter/groups/GroupProfilePage?g=0F93A000000Pcn2

…共有したものの、投稿って埋もれていくんですよね。なので、こちらでもご紹介します。 

★Trailheadやる時に困る英語の対訳表

https://quip.com/BYwMAaweUaNZ

Quipアカウントをお持ちの方なら、誰でも参照・編集可能です。もし、英語の壁と戦った結果、ここに乗っていない単語とぶつかったら、ぜひ追記をお願いいたします。

 

 SuperBadgeの壁

Trailheadをやっていくと、日本語未対応のSuperbadgeというものを目にすることになるでしょう。これはハンズオン形式のチャレンジの集まりで、実務的な想定条件に合わせて課題を達成していくものです。どんな機能を使うかについても記載がなく(ヒントはたまにありますが)、自分でどのソリューションが状況に適しているかをを考える必要が出てきます。

私は、勉強を始めた最初は「バッジをたくさん集めたい」「ランクを上げたい」というところでしたが、そのうちに「この六角形のちょっと特別なバッジが欲しい!」「QuestをクリアするためにSuperbadgeが欲しい!」となっていきました。rangerランクになるより先に、Superbadgeが欲しくてそっちに夢中になってしまい、rangerまであとバッジ10個くらいなのに全く進まないんです。ポイントは余裕で達成してるのにバッジが増えない期間…。読みものよりハンズオンのほうが楽しいんだもの…!

 Superbadgeは、記事を書いている2019年現在で日本語化されていません。そのため、Google翻訳先生のお力添えのもと英語で読むか、有志で公開されていらっしゃる方の日本語訳を読むしかありません。後者には大変お世話になりました。感謝感謝…。

 

私が今のところ手に入れたSuperbadgeは、レポートとダッシュボードに関するバッジなのですが、この中のChallengeでとても頭を抱えた英文があります。それは、とあるレポートを作成する指示が記載されたセクションの、1文目。

 

Wait, is it the Sales team’s birthday?

「あら、セールスチームの誕生日なの?」

 (Lightning Experience Reports & Dashboards Specialist | Salesforceより引用https://trailhead.salesforce.com/ja/content/learn/superbadges/superbadge-lex-rd

 

「いやいや知るかよ…!?;」って感じです。突然この文が出てきた時には、この会社はチームの誕生日を祝うの!チーム員じゃなくて!?って大混乱です。しかもこの文の後、何事もなかったかのように「ガブリエラはこんなレポートを必要としているから作成しなさい」とか言われるんですよ。誕生日に何の関係があったの!?!?という感じです。

今となってはわかるのですが、これについての読み解き方としては
「セールスチームの誕生日」→
「発足間際で、営業活動はこれからやる」→
「営業活動をすべき対象のリストがほしい」→
「追加の保証サービスを契約していない人のリストを出して」→
「レポート条件が"契約期間内"ステータスがfalseのものを抽出!!」
という考え方が必要なようです。

 

んんんんんんん、、、映画のようなセリフ回しに課題が隠れているとは。Trailhead英語の壁、私にとってはまだまだ高そうです……。頑張るぞ〜〜〜。

 

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▲飲み物を運ぶsolarbotさんのイメージ

 

Salesforce認定アドミニストレータ勉強の道のり

Salesforceアドミニストレータ試験に合格しましたので、ざっくりとした感想と、私の勉強の道のり備忘録をまとめます。

勉強のきっかけ

 業務でSalesforceに触れたからですね。ベンダーさんに開発していただいたシステムを使い始めたものの、運用方式を考えようにもSalesforceを知らなさすぎる…これはまずい…、という危機感からのスタート。

学習前の知識レベル

 Salesforce基盤のとあるシステム(Classic環境)をユーザーとして使っていました。しかしAppexehangeでゴリゴリの魔改造を施された、標準オブジェクト皆無のシステムでした。
 admin着任前は、「Salesforceって営業活動やらカスタマー対応に適した標準機能があるんだー!へぇー!」というレベルです。知らなすぎるでしょう…。
 ただ、なんか種類別のテーブルがたくさんあって(オブジェクト)、それを組み合わせたりしてデータを持つ(主従関係)というデータの構成何となく分かっていた気がします。これはClassicだからこそ分かりやすかったのかもです。
 あと、レポートの作り方は結構知っていました。そんなレベルです。

やったこと

①Admin資格の受験ガイドを熟読し、出題パーセンテージが重く、かつ不得意なところを重点的に対策する

 試験問題の出題比率が高くて、私が苦手としていたのは、標準オブジェクトの機能でした。ビジネスプロセスって一体何…っ!?
 受験ガイドに出てくる分からない単語を片っ端から一つずつ調べて、自分だけの単語帳を作り、その機能を使ってみて、自分のものにしていきました。

②Admin資格取得用のTrailmixを一通りクリアする

 Trailheadに公開されている、以下のTrailmixを一通り解きました。

★Administrator Exam Prep  https://trailhead.salesforce.com/ja/users/takahito0508/trailmixes/administrator-exam-prep

★Prepare for Your Salesforce Administrator Credential
https://trailhead.salesforce.com/en/users/strailhead/trailmixes/prepare-for-your-salesforce-administrator-credential

正直言うと、合格時点で本当に100%にしていたわけではないですが…。苦手なところをかいつまんでバッジとりました。 

なお、本当の本当にSalesforce初心者さん(今日Trailheadのアカウント作りましたというあなた)には、以下のTrailmixがおすすめです。

Salesforceに初めてチャレンジする
https://trailhead.salesforce.com/ja/users/sfggjp/trailmixes/first

 

③ネット上に公開されている有志のサンプル問題を、自分で理解し答えを解説できるまで解く

 日本語化されたAdmin試験の問題は、ごく一部有志の方が個人ブログ等で紹介しています。ただ、それだけでは勉強としては不十分です。広大なネットの海で、明らかに怪しい英語サイトをこわごわ踏んでサンプル問題を探すという手もありますが、その時間ももったいないかなという気がします。わたしはQuizletというアプリがおすすめです。有料ですが、オフライン勉強も可能になります。年1380円で、飛行機の中でも、鉄筋コンクリートのデータセンターの中でも、ロンドンの地下鉄でも、勉強し放題!
 英語に自信がある人であれば、英語で問題を載せている人もいるので、そのまま解くのもアリです。あるいは英語問題をエクスポートし、Google翻訳にかけてから再度自分オリジナル単語帳にするのもいいかもしれません。

 ただし、問題の新しさには気を付けたほうがいいですね。もしかしたら最新のアップデートで消えている機能について、必死で勉強していた…なんて事になるかも。大規模商談アラートとか、今はワークフローで同様の設定ができるためSalesforce的にはベストプラクティスではないのですが、古い問題だとバンバン出てきます。
 誰かが有志で公開しているクイズの問題については、その答えを鵜呑みにせず、SalesforceHelpやTrailheadのどの情報に基づいた問題なのかをきちんと説明できるようにして、正しい知識に基づいた回答が出来れば間違いないですね。

④ウェビナーを活用する

 これは私もTwitterのお友達に教えていただいたことですが、Salesforce公式のサイトで、ウェブ上で受講するセミナー(ウェビナー)の動画を公開しています。
 特に権限設定周りは実務で触っていても混乱してくる部分ですので、試験前に一度おさらいをしておきたく、以下のウェビナー動画を見ました。とても分かりやすくまとまっている最高の動画でした。
 権限セット、ロール、項目レベルセキュリティ、共有ルール…これらの言葉の使い方に自信がない方は是非一度ご覧ください。動画の最初と最後の事務的なお話をすっ飛ばせば50分弱で終わりますので、会社でおひるごはん片手に見られます。

セキュリティ・ユーザ管理について動画で学ぶ
https://help.salesforce.com/articleView?id=000322286&type=1&mode=1&language=ja

※リンク先から「権限管理について総復習」のウェビナーを選択してください。

 

やらなかったこと(やれなかったこと)

Salesforceの研修に参加して学習する

 Salesforceで公開しているAdministrator受験ガイドでは、Salesforce理ⅠSalesforce管理Ⅱ、認定Administrator試験ポイントスタディの研修に参加することを強く推奨してきています。管理研修はLightning UI版とClassic版がありますが、おそらくLightningのみあればいいということでしょう。すると3つの研修で、必要費用は大体27万。ポイントスタディについては、パートナー企業さんに対しては無料で提供しているようですが、私の会社はパートナーではありません。しかも、Admin資格の取得を会社から指示されているわけでもなく、本当にもはや趣味の域で勉強しています。そのため研修費用が下りるかどうか…。趣味に27万の出費はつらすぎる…。。。そんなわけで、研修には参加せず、自力受験を決断しました。結果、何とかなるっぽいです。

②ノートを作る

 受験勉強に必要なアイテムといえば、教科書とノートとペンですか?必ずしもそうではないでしょう。iPadiPhoneとイヤホンです、という人もいていいと思います。
 まさに今回の私の勉強方法は後者でしたが、やったほうがよかったなと思ったのは、ノートづくりでした。
 基本情報技術者試験の勉強をしていた時は、まだ大学生~社会人なりたてで余裕があったため、紙のノートにカリカリといろいろな単語を書いて覚えていました。今となっては、紙である必要があるとは思いませんが、勉強したことをすべて脳みそにだけ残してしまったので、あとから「この間この単語調べたのに!忘れてしまったけれどHelpのどこに書いているか検索できない!」と思うことがたまにありました。私はなぜあの時自分の脳みそを信頼してしまったのでしょう…大後悔時代…。次に何か学習をするときには、携帯のメモでもなんでも、どこかに自分の言葉でメモを取って残すべきだなと思いました。

 

最後は気合(?)

 提出ボタンを押すまで、私は「落ちたな…」と思っていました。次回受験のため、問題を覚えて帰ろうと思って、そのために30分使いました。観念して、恐る恐る目をつぶりながら提出ボタンをクリックし、そっと目を開いたら「提出します。よろしいですか?」と書かれていて、一気に拍子抜けしました。いざ提出してみたら合格してました。そんなこともあります。
 これから受験する皆さん、どうかあきらめないで!!現場からは以上です。

 

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