のののののうらがみ

カレンダーの裏程度のことしか書いてないよ

Salesforce認定アドミニストレータ勉強の道のり

Salesforceアドミニストレータ試験に合格しましたので、ざっくりとした感想と、私の勉強の道のり備忘録をまとめます。

勉強のきっかけ

 業務でSalesforceに触れたからですね。ベンダーさんに開発していただいたシステムを使い始めたものの、運用方式を考えようにもSalesforceを知らなさすぎる…これはまずい…、という危機感からのスタート。

学習前の知識レベル

 Salesforce基盤のとあるシステム(Classic環境)をユーザーとして使っていました。しかしAppexehangeでゴリゴリの魔改造を施された、標準オブジェクト皆無のシステムでした。
 admin着任前は、「Salesforceって営業活動やらカスタマー対応に適した標準機能があるんだー!へぇー!」というレベルです。知らなすぎるでしょう…。
 ただ、なんか種類別のテーブルがたくさんあって(オブジェクト)、それを組み合わせたりしてデータを持つ(主従関係)というデータの構成何となく分かっていた気がします。これはClassicだからこそ分かりやすかったのかもです。
 あと、レポートの作り方は結構知っていました。そんなレベルです。

やったこと

①Admin資格の受験ガイドを熟読し、出題パーセンテージが重く、かつ不得意なところを重点的に対策する

 試験問題の出題比率が高くて、私が苦手としていたのは、標準オブジェクトの機能でした。ビジネスプロセスって一体何…っ!?
 受験ガイドに出てくる分からない単語を片っ端から一つずつ調べて、自分だけの単語帳を作り、その機能を使ってみて、自分のものにしていきました。

②Admin資格取得用のTrailmixを一通りクリアする

 Trailheadに公開されている、以下のTrailmixを一通り解きました。

★Administrator Exam Prep  https://trailhead.salesforce.com/ja/users/takahito0508/trailmixes/administrator-exam-prep

★Prepare for Your Salesforce Administrator Credential
https://trailhead.salesforce.com/en/users/strailhead/trailmixes/prepare-for-your-salesforce-administrator-credential

正直言うと、合格時点で本当に100%にしていたわけではないですが…。苦手なところをかいつまんでバッジとりました。 

なお、本当の本当にSalesforce初心者さん(今日Trailheadのアカウント作りましたというあなた)には、以下のTrailmixがおすすめです。

Salesforceに初めてチャレンジする
https://trailhead.salesforce.com/ja/users/sfggjp/trailmixes/first

 

③ネット上に公開されている有志のサンプル問題を、自分で理解し答えを解説できるまで解く

 日本語化されたAdmin試験の問題は、ごく一部有志の方が個人ブログ等で紹介しています。ただ、それだけでは勉強としては不十分です。広大なネットの海で、明らかに怪しい英語サイトをこわごわ踏んでサンプル問題を探すという手もありますが、その時間ももったいないかなという気がします。わたしはQuizletというアプリがおすすめです。有料ですが、オフライン勉強も可能になります。年1380円で、飛行機の中でも、鉄筋コンクリートのデータセンターの中でも、ロンドンの地下鉄でも、勉強し放題!
 英語に自信がある人であれば、英語で問題を載せている人もいるので、そのまま解くのもアリです。あるいは英語問題をエクスポートし、Google翻訳にかけてから再度自分オリジナル単語帳にするのもいいかもしれません。

 ただし、問題の新しさには気を付けたほうがいいですね。もしかしたら最新のアップデートで消えている機能について、必死で勉強していた…なんて事になるかも。大規模商談アラートとか、今はワークフローで同様の設定ができるためSalesforce的にはベストプラクティスではないのですが、古い問題だとバンバン出てきます。
 誰かが有志で公開しているクイズの問題については、その答えを鵜呑みにせず、SalesforceHelpやTrailheadのどの情報に基づいた問題なのかをきちんと説明できるようにして、正しい知識に基づいた回答が出来れば間違いないですね。

④ウェビナーを活用する

 これは私もTwitterのお友達に教えていただいたことですが、Salesforce公式のサイトで、ウェブ上で受講するセミナー(ウェビナー)の動画を公開しています。
 特に権限設定周りは実務で触っていても混乱してくる部分ですので、試験前に一度おさらいをしておきたく、以下のウェビナー動画を見ました。とても分かりやすくまとまっている最高の動画でした。
 権限セット、ロール、項目レベルセキュリティ、共有ルール…これらの言葉の使い方に自信がない方は是非一度ご覧ください。動画の最初と最後の事務的なお話をすっ飛ばせば50分弱で終わりますので、会社でおひるごはん片手に見られます。

セキュリティ・ユーザ管理について動画で学ぶ
https://help.salesforce.com/articleView?id=000322286&type=1&mode=1&language=ja

※リンク先から「権限管理について総復習」のウェビナーを選択してください。

 

やらなかったこと(やれなかったこと)

Salesforceの研修に参加して学習する

 Salesforceで公開しているAdministrator受験ガイドでは、Salesforce理ⅠSalesforce管理Ⅱ、認定Administrator試験ポイントスタディの研修に参加することを強く推奨してきています。管理研修はLightning UI版とClassic版がありますが、おそらくLightningのみあればいいということでしょう。すると3つの研修で、必要費用は大体27万。ポイントスタディについては、パートナー企業さんに対しては無料で提供しているようですが、私の会社はパートナーではありません。しかも、Admin資格の取得を会社から指示されているわけでもなく、本当にもはや趣味の域で勉強しています。そのため研修費用が下りるかどうか…。趣味に27万の出費はつらすぎる…。。。そんなわけで、研修には参加せず、自力受験を決断しました。結果、何とかなるっぽいです。

②ノートを作る

 受験勉強に必要なアイテムといえば、教科書とノートとペンですか?必ずしもそうではないでしょう。iPadiPhoneとイヤホンです、という人もいていいと思います。
 まさに今回の私の勉強方法は後者でしたが、やったほうがよかったなと思ったのは、ノートづくりでした。
 基本情報技術者試験の勉強をしていた時は、まだ大学生~社会人なりたてで余裕があったため、紙のノートにカリカリといろいろな単語を書いて覚えていました。今となっては、紙である必要があるとは思いませんが、勉強したことをすべて脳みそにだけ残してしまったので、あとから「この間この単語調べたのに!忘れてしまったけれどHelpのどこに書いているか検索できない!」と思うことがたまにありました。私はなぜあの時自分の脳みそを信頼してしまったのでしょう…大後悔時代…。次に何か学習をするときには、携帯のメモでもなんでも、どこかに自分の言葉でメモを取って残すべきだなと思いました。

 

最後は気合(?)

 提出ボタンを押すまで、私は「落ちたな…」と思っていました。次回受験のため、問題を覚えて帰ろうと思って、そのために30分使いました。観念して、恐る恐る目をつぶりながら提出ボタンをクリックし、そっと目を開いたら「提出します。よろしいですか?」と書かれていて、一気に拍子抜けしました。いざ提出してみたら合格してました。そんなこともあります。
 これから受験する皆さん、どうかあきらめないで!!現場からは以上です。