devでもadminでもない人のKAIZEN(後編)
わざわざ3部作にしてまで言い足りなかったこととは
(左:Lightnig環境での出力結果 右:Classic環境での出力結果)
準備するもの
URLパラメータ構成
Classic環境
(レポートURL)?pv(検索条件番号)=(入れたいデータ)
構文は上の通り。ただ、ここで気を付けてほしいんですが、この検索条件番号です。検索条件の番号は、0から始まっています。なので、一番最初の検索条件を変更したい場合は検索条件の番号を0にしておく必要があります。
先ほどの例でボタンを押す際に、次のようなURLで接続すればOKです。
https://sampledomain.my.salesforce.com/00O2x000002lgmG?pv0=桃山
複数くっつけることもできます。
(レポートURL)?pv(検索条件番号)=(入れたいデータ)&pv(検索条件番号)=(入れたいデータ)…
https://sampledomain.my.salesforce.com/00O2x000002lgmG?pv0=柿田&pv1=aaa
他にも、演算子を変えたいときには?pn を使うことで対応可能です。
比較演算子はeq(完全一致)や、co(含む部分一致)などを使ってください。
(レポートURL)?pn(検索条件番号)=(アルファベット2文字の比較演算子)&pv(検索条件番号)=(入れたいデータ)
例えば、「柿田」という文字を含む取引先名で抽出したい場合は、次のようなURLを入力します。
https://sampledomain.my.salesforce.com/00O2x000002lgmG?pn0=co&pv0=柿田
ここら辺のClassic環境でつかえるURLパラメータについては、「Salesforce URLパラメータ」とかでググっていただくと、とても分かりやすく一覧にまとめてくださってるブログとかが見つかるので、いろいろ使ってみてください。
あ、もし日付型項目の絞り込みをされたい場合は一点だけ注意です。入力の際は、必ず「MM/DD/YYYY HH:SS AM/PM」(例・12/03/1999 18:20 PM)で入力しないとうまく動きません。 私はだいぶここハマりました。そしたらTrailblazerCommunityですごい強い人が数時間で解決してくれました。ありがたい限りです…。
Lightining環境
(レポートURL)?fv(検索条件番号)=(入れたいデータ)
構文は上の通り。クラシックと少し違うのは、pvがfvになっているところ。また、Lighingでレポートの検索条件を見る(右上のフィルタマークを押すと見えます)場合に、既に既存の条件が入っているように見えます。
(いやClassicでも表示場所が違うだけで、こういうの既存条件はもちろんあるんですけどね)
なので、ここで検索条件の番号として打つのは、既存の条件を除いた(×マークを押して消すことのできる)検索条件を0から数えたものです。
https://help.salesforce.com/articleView?id=reports_filter_url.htm&type=5
ユーザとしてあがいてきた時間は無駄じゃなかったと思いたい
3部作になりましたが、バックトゥザフューチャーは1が一番面白いように、初めて手に入れた問題解決方法って大体嬉しくて楽しくて仕方なくて、とってもはしゃいでしまうものなんですよね。中編後編は、書こう書こうと思いながら結構筆が進まず、そんなこと言っている間にユーザや管理者の立場を離れてしまいました。でも、あのときの経験が遠いどこかのどなたかのお役に立てば…!と思い、まとめました。
長々お付き合いありがとうございました。